このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment
トップページ > 記事閲覧
マジック エリア フォース(MAF)
日時: 2010/04/27 01:49:52
名前: 226 

はじめまして。
226と申します。

今回、小説を書くのは初めてなので緊張の投稿です(汗)

作品の簡単な説明ですが、魔法少女リリカルなのはStrikieSをベースにオリジナルキャラクター、中心のストーリを展開していく形となっています。

世界観は現在の地球と時空管理局が、非常に強い交流を持っているというものです。
なので現在の世界情勢や軍事的要素が多い仕様になっており、原作事態の神秘的要素が欠損している可能性がありますので、参照の際はご注意ください。

最後に
駄文ですが読んでいただけるなら幸いです。

今更ですが初期設定を追加しました。(2011年7月20日)

・MAF・

MAFの正式名称は Magical Area Forces(マジック エリア フォース)
設立はPT事件から1年後の新暦66年、管理局と第97管理外世界(地球)との
交渉が開始されたと同時に設立された。
PT事件での一件で地球の各国政府は現在の軍隊では対応しきれない事に危機感を持つ。
今後の接触回数が増えることを想定し、各国は特殊部隊から選出した兵士を耐魔法戦闘員として育成する。
最初は各国バラバラだったが地球連合発足時に各国の軍が集結して現在のMAFまで成長した。

現在本部は海鳴市に建設され毎年多くの地球の兵士達が各次元へと派遣され市民を守るべく日夜、戦っている。
地球連合が管理する組織ではあるが、同盟締結後は名次元における時空管理局の反発勢力に対する
武力行使、主要箇所の防衛などを担当している。
主力装備が質量兵器であるのと、管理外世界への移住政策をミッドチルダ市民から批判されており
主人公の支援先となる機動6課の部隊にも数人MAFを嫌う人物がいる。

・国際連合(国連)→地球連合・

国際連合(United Nations)は、国際連合憲章の下、1945年に設立された地球の国際組織である。
管理局接触前の国際連合の主たる活動目的は国際平和の維持(安全保障)、そして経済や社会などに関する国際協力の実現だった。
だが、国連は拘束力を持っておらずその力は時空管理局に対抗するには脆弱すぎた。
これに各国政府は管理局と同盟を結び、国連を国の集合体では無く一つの国として
管理局と対等な関係を築くべきとの結論を出した。
そして、時空管理局は新暦67年5月3日に国連の名を改め地球連合政府として之を承認し特別管理外世界に地球を指定する。





・地球政府と時空管理局の接触・

時空管理局や他の次元世界との接触後は、国際連合を一つの国、地球連合政府として時空管理局側との対等な関係を保つ提案が出されるも
中国、ロシアの議長国が反対し、一時的に見送りになった。
これに対して策をとったのは以外にも時空管理局側だった。
管理世界の拡大からによる人員不足が懸念されていた時空管理局とって
こちら側には及ばないが高度な文明を持つ地球は人員の宝庫だった。
中でも彼らが注目したのは地球人が独自に進化させた科学である。
核技術、生物学において地球は秀でており、何より全てにおいて魔術が使用されていない事に時空管理局は驚嘆した。
魔術を使用せずここまで発展を遂げる文明は稀であり通常ならば発展途中で絶滅するのが非魔術発展文明が末路だった。
そんな、希少な世界に時空管理局は経済不振に目をつけ、地球各国政府に交渉を持ちかけた。

時空航行技術の提供と時空航行権、多次元市場への介入許可する条件を提示・・・

この条件を世界的不況状態に喘ぐ権力者達にとって反対する意識は皆無だった。
条件は双方の譲歩もありながらも、新暦67年5月3日に国連は之を承認し特別管理外世界に地球は指定された。





条件内容を下記に記載


1、時空管理局は地球を特別管理外世界と認定する(地球を独自の管理の下に運営している独立した世界として認識する)

2、地球圏では時空管理局戦闘員の常備配置を制限する(100人以下、またAAランク以上の魔道師の軍事的配置を禁止)
 
3、保護区への経済、文化、安全が著しく損なわれない範囲での活動を地球連合政府に承認する。

4、管理外世界では文明的行動を原則とした自由な活動を地球連合政府に認める。

5、管理局の保護区内に対して地球政府が軍事的行動を起こした場合、管理局は上記の条約を破棄し全戦力を持ってこれを排除する。

6、日本国を時空管理局の保護区とする。
 (現在問題視されている日本の領土件は日本政府が
  提示している物を正式な日本国の領土とし、管理局の保護対象とする。)

7、核兵器の削減(地球連合の加盟国全体で70%以下に削減)

8、MAFの地球圏での活動許可と、時空管理局への権限の割譲。

9、時空管理局は所有する時空転移技術を地球連合政府に提示し、地球連合政府はこれに対等な技術を提示する。

10、上記をもって時空管理局は地球連合政府と対等な同盟関係を締結する。


・日米安全保障条約の破棄、日本国の時空管理局保護区化・


日本国は異世界からの脅威に地球上一番最初に去らされた国だったが
それと共に異世界との接触が一番最初の国だった。
しかし、その接触が日本政府に有用な物ではないのは歴史からして明らかだった。
時空管理局は接触の際に日本政府の現状を見るやいなや、外交官を日本へ送り、様々な交渉を押し付けた。
日本政府の外交力の低さは接触して間もない管理局でも直ぐに分かるほど貧弱だった。
外交面で劣り、PT事件で混乱する日本政府は外交戦で成す術も無く敗退してしまう。
被害を被った側だが、文句も言えず。幕末の徳川幕府の用に外国の言いなりになってしまった。
悲しくも、歴史は再び繰り返される。
しかし、幕末の英雄達が今の日本を助ける事はなかった。
そして、新暦67年2月21日に日本政府はは日米安全保障条約を破棄し
時空管理局の保護下に入る事に同意する。



・日本国憲法第9条の廃止・


PT事件以降、日本国民は管理局の力に脅えていた。
被害は殆ど出なかったが日本領土内での核爆発に等しい爆破行為に皆、黙り込み。
矢次とばかりにおきた2度目の闇の書事件によるテロ活動は
自衛隊では対処できず多数の被害者だしてしまう。
連続した二つの事件、時空管理局の圧力に追い込まれた日本政府は日本国憲法9条の廃止を検討する。
そして、保護区指定を受けた新暦67年5月3日、日本国憲法第9条は廃止された。


・自衛隊の廃止・

憲法第9条の廃止され自衛隊の存在は軍として扱われる事になるが
管理局保護区に指定されてた日本国は軍を保有することが許されず自衛隊は
MAFの人員補充として吸収された。



・主人公詳細・

名前 高町(たかまち) 幸也(こうや) 性別♂ 23歳

今作MAFの主人公の位置にいる。現階級は少佐でありMAF所属時空管理局支援α小隊の小隊長として
八神ハヤテ二等陸佐の指揮下にて活動している。
八神ハヤテとはアカデミー(MAF陸軍士官学校)の合同訓練時に知り合いになった。
元MAF陸軍大尉でMAF第13師団第1大隊第3歩兵中隊の中隊長として所属しており、部下からの信頼も厚かった。
所属していた部隊が自分を除いて全滅した事と、その戦場での何かを見たせいで精神的に不安定な部分がある。
なお、中隊は別名称でノン ライフ ナイトと呼ばれおり兵士達はクローンで構成された部隊だった。
彼はオール アンチ という特殊能力を持っている。
オール アンチは度合いには個人差があるが一般的には魔法の影響を受け難く、反対に発動が困難な事が特徴である。
また、人間特有の特殊能力で現在は地球のみでしか確認されていない為、時空管理局が非常に興味を示し、観察対象の一部になっている。
メンテ

Page: 1 |

Re: マジック エリア フォース(MAF) ( No.1 )
日時: 2010/04/27 01:55:57
名前: 226 

今日まで人類は、文明を発展させることにおいて科学を用いてここまでやってきた。

ある時、人類の科学をさらに向上させる重大な出来事がおきた。

異世界との接触、彼らの扱う魔術の発見。

この出来事に人類は、大きな夢を与えられた。

そして、同じ大きさの不安も共に、、、

この物語はそんな人類が魔法という存在に出会って間もない頃の話である。


・ 題一話 配属の朝 ・


辺りに立ち込めた赤い熱気が、ほってた体にまとわり付く。


息をすればするほど体温は上がり、息苦しくなる。


足の感覚はすでになく、ただ前に前進せよと、意識に従い進み続けた。


耳には上空で戦う魔道師達の轟音、巻き添え受けて助けを求める逃げ惑う人々の叫び声。


目には赤色の醜く歪んだ街と、横たわる黒い人々。


まさに地獄とはこの世のことである。


「あぁ・・・」

「ああぁあああぁぁぁあ!」


ガバ!!


暖かなシーツをなぎ払い、男は起きた。

時刻は午前2時、暗い部屋に時計の秒針の音が不気味にこだまする。

「また、あの夢・・・」

男は頭を抱えながらベットから降りて冷蔵庫を開ける。

冷蔵庫の明かりに目を細め、500ミリリットルペットボトルの水を男は一気に飲み干した。

「はぁ・・・」

一息着き冷蔵庫のドアを閉める。

男は徐に冷蔵庫に張られている紙を手に取り眺めた。

特別転属書と、紙には書かれている。

「明日から管理局に配属か・・・」

そう呟くと男は紙を元の位置に戻し再びベットに戻り再び眠りについた。




静かに射す優しい朝日に照らされて暗黒の夜はゆっくりと去っていく。

日が上り明るくなった静かな部屋に忙しく目覚まし時計の音が鳴り響くと、

同時にラジオのニュースが流れる。

男はのっそり起き上がりペタペタと歩きながら、キッチンに向かう。

茶色の粉末が入った角ビンから小さじで3杯取り、コーヒーメイカーに入れる。

お湯を注ぐと茶色い液体がポットを満たした。

食パンをトースターに押し込みスイッチを入れ、先ほど作ったコーヒーをポットから

白いコップに注ぎ、それを手にドッカと一人用のソファーに男は座り込んだ。

コーヒーを口に注ぎ込むと共に香ばしい香りと、深みのある苦味が口に染み渡る。

「朝のコーヒーはブラックに限る。」

一口飲むと、コーヒーを前の机に置き、クローゼットに向かう。

クローゼットから白いワイシャツ、オリーブドライブの軍服の上下を取り出し、

風呂場のカゴに置く。

そのままシャーワーを浴びるため浴室へ頭と体を洗い浴室から出ると、

洗面台にて髭を剃り、歯を磨き、栗色の髪を梳かす。

新しい下着、ワイシャツ、ズボンを穿き、上着を羽織り、襟首を正し、洗面所を出る。

焼きあがった食パンをキッチンに取りに行き、トーストにバターを塗りたくり

サクサクしたとトーストを口に加えながら大きなバッグを抱え、飲みかけのコーヒーを取りに行く。

トーストを一気に口に押し込み冷めたコーヒーを流し込んでキッチンを通り、玄関へ向う。

ブレーカを落とし、鍵を外し外に出ると、ここで大きく背伸びをして玄関に鍵を掛け男は朝日の方向へと続く道を歩いていった。

そして、彼の時空管理局勤務一日目が始まる。

メンテ
Re: マジック エリア フォース(MAF) ( No.2 )
日時: 2010/11/30 00:48:04
名前: 226 

・第一話 配属の日(続)・


彼は人ごみの中に埋もれ一人で駅のターミナルのど真ん中に立っていた。
大都会のミッドチルダは、様々な人種や言語が往来し全てが早送りされている用に見える。
急いで発進寸前の車両に乗り込む人、パソコンのようなデバイスを操作し、携帯電話で会話する人。
過ぎ行く人々は軍服姿の男を見ても誰一人として振り向かず、何かに追われるかのように去っていく。
ガラス越しから見える高層ビルは地球の物とは比較にならなず、100階建てを超えていそうなビルが横並びに連立している。
地球と殆ど変わらないが、それでいて何か違う光景に彼は違和感を感じながら彼は待ち合わせの場所へと向う。

最初にいたターミナルからエスカレーターで二階に上がり右の案内板で彼は立ち止まる。
周囲を見渡すと、コンバットアーマーを装着し武装した兵士がいたるところで巡回していた。
兵士たちの構える黒い銃は街の風景を重くし、人々は黒い矛先にビクビクしながら兵士を横切っていく。
目的の場所に着いた男は一息つこうと胸ポケットのタバコを一つ取り出し、口にくわえようとしたとき大きな声が聞こえてきた。

「お待ちしておりました!高町(タカマチ)幸也(コウヤ)少佐殿!!」

思わず彼は持っていたタバコを地面に落としてしまった。

「なんだ?!いきなり人の後ろに立って大声で怒鳴るな」

幸也が後ろを振り向くと兵士はすぐさま敬礼する。

「申し訳ありません、ハヤテ二等陸佐が急いでお連れするようにと指示を受けましたので」

「おいおい、何時からMAFの司令官は管理局になったんだ」

「しかしながら、ここ最近ミッドチルダ都市内で何者かによる不穏な動きが見られるため一刻も早く少佐と顔合わせがしたいようで」

幸也は呆れ顔で兵士に姿勢を崩すように指示をだしてタバコをくわえ直し、ライターに指を掛けた。

「たっく、タバコ一本ぐらい吸わせてくれよ!長旅で疲れている奴にそれはないぜ・・・」

カチ カチ

オイルの切れたライターが虚しい音を奏でる。

「クソ、何でこんな時に?!ライターだけに点いてないなてか・・・」

そんな様子を見てか兵士は自分のライターをちらつかせて泥だらけの軍用トラックを指差した。

「タバコなら私達のリムジンでも吸えますので、急いでご乗車ください」

幸也はため息を一つくとしぶしぶ兵士の指示に従った。

「OK、OK、トラックに乗るよ」

「では、こちらへどうぞ」

兵士は少し勝ち誇った顔でトラックへと案内を行うのであった。




ミッドガルド中心部からトラックに激しく揺られること約20分、相変わらずの乗り心地の悪さに懐かしさを感じながら
幸也は窓越しに見える風景を眺めて運転席の兵士に幸也は尋ねた。

「あとどれ位で到着するんだ?」

「そうですねー、後10分もしないですよ」

「そうか、もう少しかかるなら休もうと思ったがそろそろ仕度をするかな」

上着の内ポケットからMAFの身分証明書と、一つの封筒を抜き出しそれらを右手に確りと握った。
幸也が顔を上げて前を見ると白い独創的な形をした建物が見えてきた。

「ここです」

「ここがか?とてもそうは見えない作りのなのだが?」

「そりゃあ新設部隊ですからねー、建物ならず隊員も若い子ぞろいですよ」

トラックから見える六課の施設を見て幸也は驚いく、広い演習練場、テントではない宿舎

最新式のヘリが配備されたヘリポート、燃料集積場、どれも試験部隊に与えられるには豪勢すぎる設備だった。

「いやいや、試験部隊にしてはかなり良い待遇じゃないか」

幸也の何気ない一言に兵士は驚き話を返した。

「なにを言ってるんですか?!機動六課は若いと言っても精鋭ばかりのエリート部隊ですよ?」

「おいおい、そんなに騒ぐなよ試験部隊でおまけに年齢の低い士官が多いんだろ?それに試験は所詮試験だぞ?」

「それは、そうですが・・・」

兵士は首をかしげたが、幸也に反論しなかった。

「そんな物なんですかね?」

幸也は意識もせずに即答した。

「いくら天下の管理局でも試験部隊ごときに一々資金を掛けられる分けが無いはずだ」
「これだけ対応が行き届いてる試験部隊は珍しい、あいつの事だ何のコネかは見当がつくが・・・」

兵士は何かに気づいた様子で尋ねた。

「あいつて言うと、ハヤテ二等陸佐のことですか?」

幸也も兵士の回答にうなづき質問をする。

「そうだ、アカデミーの合同演習で知り合ってな・・・まあ、悪友って奴かな」

「そういえば、お前から見て彼女のイメージてどんなかんじだ?」

「そうですねー、一言に言うと何を考えているかわからないタイプですね」

「あー、そうか相変わらずだな」

兵士の回答を聞いて軽くため息をついて座席にもたれかかり、呟いた。

「俺が部屋に来るのをニコニコしてお待ちかねだろうな・・・」

「え?今なんて?」

幸也の呟きを兵士が聞き返す。

「なんでもない、さっさと行こう早く付いたら昼飯おごってやるよ」

「本当ですか?!」

兵士は昼飯に釣られてアクセルを強く踏んで目的地までのわずかな間を飛ばすのだった。




彼の予想は見事に的中した。
案内を受けた部屋のドアの向こうには、笑みを浮かべこちらを純粋な視線で見つめてくる若い女性士官が座っていたのだった。

「まっとったよ、高町少佐」

明るく響く声が幸也の耳に流れた。
後方のガラスの壁面から差し込む光が彼女を照らし、顔に影を作る。
彼女は席を立ち幸也に歩み寄って来た。
暗い影の下に映る笑顔は恐怖感を増幅させ、一歩づつ歩み寄られる毎に体が壁に押し付けられるような感覚を得る。
そして彼女は幸也の目の前で立ち止まった。

「久しぶりやね、高町・幸也少佐」

彼女の一声に自然と幸也の体はその場で姿勢をただし敬礼を行った。

「本日、一二○○時よりMAF所属時空管理局支援α小隊の小隊長に配属されました。高町 幸也 少佐であります」

「そんなにかしこまられたら何か変な気分やなー、まあええは、うちは機動六課で課長・本部隊舎総部隊長をやっとる、
八神ハヤテ二等陸佐や!よしゅーうに」

ふと、ハヤテから差し出された手が握手を求める。
幸也がそれをそれに対応するべく手を差し伸べると突然、不快な音と共に脇腹に冷たい金属が押し当てられた。

ガシャ

握手をするはずのてには幸也の手ではなく鉛色に光る拳銃が握られていた。

「地球出身の軍人さんは知っらへんかったぁ?魔法ってのはこういう使い方があるんは?」

穏やかな笑顔で、銃口を幸也に向ける。

「こ、これは?・・・」

「ん?あんたが今所持しとった銃やけど?」

ハヤテのさっきまでの笑みが一変し、一切笑みのない冷酷な表情へと変化していく。

「な、何をす・・・」

「何するも何も、そんぐらい判るでしょ?」

「お前管理局のお偉いさん方にでも毒されたか?」

「そや、せやからここで処理せんとな・・・」

ガシャリと銃のスライドを引く重い音が頭部に響く。

「MAFの将校が行方不明になったらどうなるか考えての行動か?」

「そうや、だから交渉せえへんか?高町君?」

冷酷な声が今度は急にやさしく穏やかな声に変わる。

「下手な芝居をするなよな」

幸也も呆れて笑みを浮かべる。

「ほうー、地球の軍人さんは割と汚い話が好きなんやなー」

「はい、貴方と私は同じ出身地ですからお互い考えてることは同じなのでは?」

「ハジキを突きつけられた人間がよういえるなー、さそっくやけどその右ポケットに入っとる身分証明書を渡してくれへんか」

ハヤテは手に持った銃で幸也をコンコンとこずき、証明書を提出するように指示をうながす。
幸也は笑顔で身分証明書を差し出しながら、意気揚々と話しはじめた。

「最初は驚いたよ、ずいぶんと美人になったな」

「ほんまか?嬉しいわー」

「特に胸が・・・グフゥ」

ドスン

ハヤテはムッとして幸也の腹を銃底でドツいた。

「アホ!久しぶりの再開でセクハラ発言かます奴が何処におるねん」

「うぅぅ、ここに居るぞ」

デスクのインターフェイズに幸也のデータ入力を行っているはやては腹部の痛みに耐えながら懲りずに
冗談を言い続ける幸也にため息をついくと本題へと話を進めた。

「ふぅー、解ったから冗談はこの辺にして本題に入ろか?」

「サー、イエッサー」

「まったく、返事だけはいいなー」

「お褒めに預かり光栄です」

「まあええわ、早速やけどうちの新人と模擬戦をやってくれへんか?」

突然の指令がそこまで重大な物ではなかった為か、幸也は疑問文で返事をした。

「模擬戦?別にかまわないが、相手は俺の能力を知っているのか?」

「いや、皆無と言っても間違いは無いやろな」

「意味があるのか、魔道師だろ?その辺の魔道師ではオールアンチの俺に魔法は効かないぞ?」

はやては幸也の疑問に首を横に振った。

「あんたみたいな特別なアンチやからええねん、オールアンチはすべての魔法に耐性があるんやろ?」

「まあそうだが、それのせいで魔術を全て自から使用、発動ができない体質になっている」
「それと、よほどの高レベルな魔法じゃない限りは俺は倒せんぞ」

ハヤテは何の問題もないと自信満々の顔で幸也の意見を聞き流した。

「とにかくうちのホワード部隊と○二○○時に訓練しろ以上や、もうすぐ昼やし食堂にいこうか説明はご飯食べながらするは
午後から急用で行かなあかんとごがあってな、すまんなー」

「まあいいさ、聖王教会の連中に会いに行くんだろ?」

「なんで分かったんや?それと連中って言い方は慎みなさい」

「はいはい、分かりました二等陸佐殿」

「さて、行こか」

ハヤテはガタリと席を急ぎ立ち上がり幸也を足早に横切りドアの方向に向かい出て行く。
一人部屋に残された幸也は腹ごしらえと、訓練の際の詳細を聞くために急ぎはやての後を追うのだった。





食堂には活気があり皆ランチを心待ちにしているように配給所のカウンターに並ぶ人々は笑顔で列に並ぶ同士で語り合っている。
顔を向け合いどうでもいい話をしながら仲間と共に同じ飯を食べる、そんな光景に幸也の顔に自然と笑みが浮かぶ。

「どうしたんや、そんなにニヤけて気色悪いで?それとも、よっぽど腹がへっとたんか?」

はやてが冗談げに体を引いて幸也をからう。

「ん?ただな、こんな光景がまた見れたなっと思ってな」

はやては何かを思い出したかの一言声を上げ、そして気まずそうに答えた。

「あ、ごめんな」

「ああ気にしなくて良いさ、戦場に長く居ると普通の光景がとても幸せに思えてしまうだけさ」

「そやな・・・」

「でも、普通は当たり前なんだよなこれが」

「うん・・・えーと、ここに座ろか」

「ああ」

暗い表情で微笑する幸也に対してハヤテは聞き流す以外の選択しがなかった。



配膳カウンターから銀色のプレートとサラダを受け取り席について幸也が目にしたて驚いたのは山盛りに盛られたパスタだった。

「おい、ハヤテ何じゃこりゃ?管理局の飯は加減を知らんのか?」

「ん?ああ、これうちのホワードの子が食べ切れるから大丈夫」

「これから訓練する連中はどうやらこの食いぷりからするに相当イカツイ野郎どもみたいだな」

「ふっふぅーん、せいぜい昼の訓練気張りや」

まじまじと山積みのパスタを観察する幸也の後ろから気の強そうな少女の声が聞こえた。


「あ、ハヤテ一緒に飯食お・・・ん?」

声のする方向へ幸也が顔を向るたと、丁度声の主にと目が合った。
背後には年齢がまだ10歳もいかないような赤髪の幼い少女が結った髪を揺らしながら首をかしげていた。
少女はキョトンとした顔で幸也を見つめていたがやがて気づいたかのか頷きながら幸也の肩を叩いく。

「あー、こいつがMAFから来た支援部隊で配属されるて言う雑魚か?」

何も気にする事無く平然と少女は幸也を雑魚と呼んだ。

「雑魚・・・」

「そうそう、魔法も使えないくせに支援とか無理に決まってるだろう」

幸也の顔が歪んだのをハヤテは見逃さずに少女を静止する。

「こ、こら!ヴィータいきなり初対面の人に冗談を言うたらあかんやろ!」

「冗談なわけないだろ?こんな奴誤射に巻き込まれて死ぬだけだぜ?」

「誤射・・・・・・」

誤射と言う単語を聞いたとたん幸也の何かが切れた。
うつむき震える手を抑えて幸也はヴィータに質問する。

「すみませんが貴官の階級と所属をお答え願えないでしょうか・・・」

「ん?ああ、機動六課スターズ分隊副隊長で階級は三等空尉だ」

「そうですか・・・」

「なんだ?急にそんな事聞いて変な奴だな」

ヴィータは顔をしかめて下から覗き込むように幸也をにらんだ。

「まあまあ、そんなつっかからんとヴィータも、幸也もご飯食べよ!な!」

焦るハヤテの隣で小さく震える声で幸也は呟いた。

「テメェーは誤射された事が有るのかよ・・・」

「え、何だって?小さくて聞こえねえよ」

「テメェーは誤射された事が有るかって聞いてんだよ!!!!!このクソヤロー!!!!!」

感情をむき出しにした怒りに満ちる声と机へ放たれて拳の打撃音が食堂に轟く。

ダァン!!!

突然の騒動に周囲が静まり返る。
ヴィータは動じずに幸也の目を鋭い眼光でにらみつける。

「あん?何だお前突然キレやがってイカレてんのか?」

「テメェーみたいなクソ魔道師がクソ敵味方関係なく暴れるからイカレちまったんだよ」

ヴィータも幸也の言葉に怒りを覚え歩みより胸ぐらをつかんで怒声を浴びせる。

「この野郎!!MAFの蛆虫がほざけ!」

「どうやら魔道師ていうのは味方を攻撃するのが専門らしいな」

「なんだと!?調子に乗りやがって!そんなに誤射されたいなら今ここでやってやるよ!!」

幸也の更なる一声にヴィータは拳で返事を返そうとした時・・・

パシ

軽い音が幸也の顔面を守った。

「そこまでだ」

凛々く長い紫色の髪を一つに束ねた女性が二人の喧嘩を殴り合い手前で止めた。

「ヴィータ場所を考えろここは食堂だぞ戦闘エリアでも模擬戦でもない、それにどなたか存じませんが貴官は見たところMAF佐官クラスの
方ではありませんか?ヴィータが原因とはいえいささか軽率な行動ではないでしょうか?」

非の打ち所がない説教が二人を黙らせる。

「ほんま、助かったわーシグナムありがとーな」

ホッと一息ついたハヤテが二人を眺め不安そうに語りかける。

「ヴィータ、それに幸也なんで喧嘩するんや、特に幸也は前おうた時と全然違う感じやけどどうしたんや?」

「すまない自分としたことが軽率だった」

「ごめんなハヤテ、自分もこんなことで怒るなんて馬鹿だったよ」

二人は互いに席に着きそれぞれ食事を始める。


こうして平穏な空気がまた食堂に流れこんできた。
しかし幸也と、ヴィータの中ではふつふつと互いの存在に苛立ちを募らせるのであった。





あとがき

間がかなり開いてしまいました。
誠に申し訳ありません・・・
消しては書いて消しては書いてを繰り返していました。
あーでもないこうでもないと考えいた結果がこのザマです。

それと、書いておいてなんなんですが、(主人公アップダウン激しすぎて意味が解らん状態では?)と後から思いました。
病んでいる状態を表したかったのですがどうも上手く言ってない気がします。

しかし、書いてしまった以上は現状を打破するために更なる検討を行い、話を書いて行くように努力するしだいです。


以上、ご閲覧いただき誠にありがとうございました。
メンテ

Page: 1 |